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ナースなロンドン ~Nursing in London~

nurselon.exblog.jp

Mentor

Mentorとは、学生指導のこと。
7月に3ヶ月のコースを終え、ついにやってきました、この日が。
初めて受け持った学生をサインオフ(ポートフォリオにサインして実習を終わらせる)しなければならない。




受け持ったが学生Cはなんと言うか、どうもボーダーラインなんだよね。
患者さんに対する態度もいいし、やる気もある。
でも、なんに対してもその場限り、と言うか、裏づけになる知識がないのが分かっちゃう。
浅い・・・。
卒業を間際に控えたModul8にしては、知識がなさ過ぎるような・・・。
ちなみにこちらの学生はModul9で卒業して、国家試験もなく、卒業=資格取得なのだ。
私たちの評価がそのまま国家試験みたいなもの。
責任重大だよ~。

ちょっとした事件もあった。

CがSister(リーダーになるシニアナース。Charge Nurseってことなんだけど、女性だけをSisterって呼ぶんだよね。)のグラとHDUで働いていたときのこと。
彼女は患者のGCSが3スコアも落ちていたのに2時間報告をしなかったんだって。
結局、彼女のGCSのとり方が未熟だっただけで、患者には変化がなかったんだけど。
私たちでも、GCSがはっきりととれない時はある。そんなときは同僚にも確認してもらって、それでもはっきりしないときはSHO(ジュニアドクターのこと)に見てもらう。やっぱり彼女がすぐに報告をしなかったっていうのは致命的。
そのことを話し合ったとき、彼女は言い訳ばかりで、結局自分のMistakeを認めようとしなかったっけ。

さらに、火曜日に患者4人を持たせたんだけど、午後になって時間が取れたので、色々と質問をしてみた。そしたら、患者のうちの1人の診断名がすっぽ抜けていた。しかも、先週もおなじ患者を見たことがあったはず。じゃあ、朝から何も分からずタダ言われたことをやっていたってこと?と聞いたら、また言い訳。
木曜日におなじ事を聞くからね、と言っても、勉強もしてこなかったらしい。
と言うのも、診断名はGBS(ギランバレー症候群)と言えたものの、じゃあ、それは何?と聞くと、また言い訳だ。
それでも、その日の昼休みにはしっかりと図書館で調べてきて、その意気込みは買うけど・・・。
でも、もう最終日。時間がない。

結局、Sisterグラに面接をしてもらって、それで、コメントに「難あり」と記すことで、今回はパスさせることにしたけど、私は本当にもやもやが残るメンター経験になってしまった。

結局、教訓としては、
・もっと早くから面接して、学生の弱点をつかんでおく。
・向上が見られないようなら、早めにSisterに丸投げする。自分ではイギリス人は手に負えない。

彼女がつぎのPlacementで、いっぱい勉強してくれることを祈るのみ。
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by mango55mango | 2007-11-23 00:54 | 病棟の毎日 | Comments(6)
Commented by Kefal at 2011-11-09 07:22 x
はじめまして、イギリスでstudent nurseをしています。今、大学3年生の1学期の実習最中です。かなり個性的なメンターがつくことが多く、最近メンターとどういう風に関係を保てばいいのか、よく分からなくなってきました。2年生の途中までは、あまりこの件で悩むことはなかったのですが。先週までの実習では3年生でありながらほぼHCAの扱いで、投薬も5週でやったのが2回ほど。カリカリしているメンターで、トリートメントールームに一緒に入ってIV投薬をやらせてください、と2回ほど言ったけれど「急いでいるので無理!」で終わってしまい、それ以上頼みずらくなってしまいました。フィードバックでは「3年生にしては、自信が足りない」と。メンターがイライラしていると、自分でもすごくナーバスになってオロオロしちゃうのがわかるんですよね。メンターをされている方として、なにかアドバイスがあれば伺っていいですか?
Commented by mango55mango at 2011-11-10 18:57
コメントありがとうございました。ブログ拝見しました。こちらで学生されてるなんてすごい!!!
大変でしたね。でも、ああいった患者さんとのトラブルは割と日常茶飯事です。きちんとリフレクションされていらっしゃるので、メンターさんも仰っているとおり、ポジティブな経験として捉え、糧にしていってください。つづく
Commented by mango55mango at 2011-11-10 18:58
さて、メンターとの付き合い方、ということですが、なかなか難しいですよねえ。私から見てもエー?と思うメンターもいますもん。まあ、エー?って言う学生もたくさんいますが。
メンター側からの意見としては、やっぱり自発性のある学生は、うれしいですね。たとえば、言わなくても時間ごとにバイタルサインをとって報告してくれたり、Urine Outputを見て、Catheter BagをEmptyしてくれたり。この場合ポイントは、言われなくても、と、報告ですね。
HCAの仕事といわれればそれまでですが、そういったことを言われずに確実していくことによって、この子は信頼できる学生だという実績が作れるのだと思うのです。一人で言われなくてもやっているということで、自信を見せることにもつながります。更に、手伝ってもらって空いた時間を学生のために使ってあげようという気になります。
もちろんメンターは学生を見る義務がありますが、やはり、人間関係はGive and takeだと思うのですよ。更に続く
Commented by mango55mango at 2011-11-10 18:58
今回はあまり面倒見のよくないメンターさんだったようですが、最後には事件できちんとプロテクトしてくれた。メンターとして大事なのはそういうことだと思います。
もう3年生ですし、HCAのやる仕事もしながらも一人の患者を受け持たせてもらうのはできなさそうですか?そうすれば、患者さんのアセスメントもできるし、与薬を見てもらうのも1人だから時間がかからないし、なるべくその日に処置のありそうな患者さんを持たせてもらって。でも、たとえばMさんのように神経質になってる患者さんはやはり学生には持たせたくないものです。ボランティア精神のある患者さんを選んでもらいましょう。
がんばって!!!
Commented by Kefal at 2011-11-10 23:35 x
丁寧な回答、ありがとうございます。メンターサイドの学生への意見が聞けて、なるほどと思いました。まず自分の今までを振り返って、HCAの仕事であろうこともうやってきたけれど、「言われる前に&報告」に関しては、はっとしました。するときもあったけれど、他のことに夢中で言われるまでしないこともありました。こういう安定性のないところが「この子は大丈夫かなー」と思われる原因をつくっちゃうんですね。書類のアップデート(MUST)なども同じでわりと余裕のあるときには自発的に、忙しいときには言われるまで忘れてしまう。来週からはこの「自発的」をこころがけていきます。患者はもたせてもらっているのですが、2年生ではマネージメント、ハンドオーバーもたまにやらせてもらっていたのですが、3年生の前回はさせてもらえませんでした。でも、まず「自発性」をみせて信頼関係をつくり、そこからやらせてもらうことを増やしてみようかと思います。
Commented by Kefal at 2011-11-10 23:36 x
確かに、メンターからはきついことを何度も言われたけれど、守ってくれたこともたしかです。本当にアドバイスをありがとうございます。すごく当たり前のことのようだけれど「おっ、ドキ!」って心当たりありました。今後ももし何かあったら相談させてください。そして、こちらの記事のアップも楽しみにしています!
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