Twitterではバイタルサイン測定時の
患者さんとのやり取りを
Tweetしていますが
ここではもう一歩進んで
バイタルサインの異常をDr.に報告する
という英会話をしてみましょう。
患者さんのバイタルサインが以下の通りだったとします。
BP 134/66mmHg P 67bpm RR 28bpm SpO2 93% Temp 37.2c
呼吸数と飽和に異常が見られますね。
電話で医師に報告します。
ちなみにbpmは beat per minute と breath per minute の略。
Dr. Hello, Ortho SHO.
Ns. Hello, this is a staff nurse from Nightingale ward. Are you the Dr. looking after Mr. P?
Dr. Indeed. How can I help?
Ns. His Resp Rate is elevated and Saturation is 93%. He become very wheezy.
Dr. How many is the Resp?
Ns. 28.
Dr. How are the other obs?
Ns. The other obs are fine. Just 37.2 for temperature.
Dr. OK. Put him on 5L of oxygen. I'll be there right away.
医師 ハロー、整形のジュニアDr.です。
看護師 ハロー、ナイチンゲール病棟のスタッフナースです。Mr. Pの受け持ちDr.ですか?
医師 そうです。どうしました?
看護師 彼の呼吸数が上がっていて、飽和度も93%なんです。ゼイゼイしています。
医師 呼吸数はいくつですか?
看護師 28です。
医師 ほかのバイタルサインはどうですか?
看護師 ほかは大丈夫です。熱が37.2度なだけですね。
医師 OK. 5リットルの酸素をあげてください。すぐに行きます。
Ortho(オーソ)は整形外科Orthopedicの略です。
SHOというのはイギリスの医師のランクで
Senior House Officerの略。
ジュニアドクターのことをこう呼びます。
つなけて”オーソエスエイチオー”と発音します
Wheezy(ウィーズィー)は喘鳴を表現する形容詞で
医学用語ではStridor(ストライダー)と言ったりします。
電話でこれだけのことを報告するのに
初めのころはほんとに緊張しました。
対面で話すときとはまた違うんですよね。
日本で看護師をしていた時には
あまり呼吸数を記録していた
という記憶がないのですが
今はどうなんでしょう?
こちらでは
前回のポストで出した通り
Resp RateはObs Chartの一番最初に記録する項目です。
心肺蘇生のコースを2年に一回受けるんですが
心肺停止に至るまでのバイタルサインの変化で
最初に変化がみられるのが呼吸数ということで
こちらでは非常に重要視されている項目です。
患者さんの前に立って
無言で1分数えるって言うのも
なかなか変な感じなんですけどね。