Taken at Midnight@Theatre Royal Haymarket
先週末、久しぶりに劇場に足を運びました。Taken At Midnight主演のペネロープ・ウィルトンどこかで見覚えがあると思ったら大大大好きなコメディーShaun of the Deadのお母さん役でした。
何の下調べのせずに行ったらナチスの話でちょっと面食らったけどすごく良かったです。後で調べたんだけどこんな早い時期から反ヒットラーを掲げていた人がドイツにもいたんですね。1929年からの裁判でヒットラーをタジタジに追い込んだ弁護士のハンス・リッテンのお話でした。
2011年にはBBCでリッテンの生涯を描いたThe Man who cross Hitlerというドラマも放映されたそうです。
5年間にも及ぶダッハウ強制収容所での連続的な拷問にも信念を曲げなかったその強さはどこから来ていたのでしょうか?
裁判の後、ヒットラーの復讐を恐れて国外に逃れる事を友人たちに進められても国内に残って活動を続けた。
その息子を救い出そうとひたすらナチスに働きかけ続ける母親。
自殺の直前にやっと面会がかなった母親が息子に語りかける。「もう、勇敢でなくていいのよ。」それを振り切るようにかつて勇敢に戦った裁判での回想に入り込んでいく息子。
久々にいい劇を見ました。
by mango55mango
| 2015-03-03 20:12
| 舞台